↑※断じて私のギターじゃない。先週行ってきたまんだら遊苑っていう不思議な施設内に、打楽器もどきの詰め合わせみたいな部屋があり、そこにあった楽器?の1つ。ベースの弦みたいなのが張ってあったが、音は全然ひびかないしほぼ鳴らなかった。ただのオブジェだったのだろう。
それはさておき。
先月まで、教室の発表会のためにがむしゃらにMOROHAの花向を練習してきて、発表会が終わる直前のタイミングで、「次は何をやりますか」と先生から聞かれた。
わたしはかねてより思っていた「ワンランク上のステージに行くために基礎をやりたい」ということを伝えた。
その結果、渡された冊子「こどものためのギターレッスン」。
基本のドレミファソから始まり、ソラシドレミファ、オクターブ下、その更にオクターブ下。それと並行して、「まさかこの歳になって『ぶんぶんぶん』を演るとは」と思いながらの、音楽の初心者がやりがちな曲の練習。
誤解のないようにはっきり書いておくが、私は断じて「こどものためのギターレッスン」をバカにしているわけではない。基礎をやる必要性は誰より私自身が強く感じている。だんだんと上がっていく難易度が、クエスト攻略のようで楽しくさえある。(ここではあまり明かしていないが、何を隠そう私は元モンハン3Gガチ勢である)
ただ、毎日仕事と家事の合間を縫って一心不乱に練習しているけれど、ふっと怖くなることがある。
ギターをはじめた当初、私の目標は、「ギターを一生続けること」だった。辞めない事が全てだった。辞めさえしなければ、だんだん上手になるし一定のことはできるでしょ、弾き語りの伴奏くらいは、てな感じだ。
だが今は違う。
ギターに触れていく中で、その楽しさをたくさん知った。何人ものすごいギタリストを知り、もうコード弾きだけでは到底満足できなくなった。結果、チョロっと壁を乗り越えたら2ヶ月くらいでやめようと思っていたギター教室は、全然やめられる気がしない。
なんでもっと昔からギターをやっていなかったんだろうと思う。10年早く始めていたら、今頃はきっと違ったはずだ。
いや、違うな。10年前の私なら、ギターを弾く時間も心の余裕も、教室に通うお金もなかった。10年前だったら、きっと始めても辞めていただろう。
考えても仕方のないことは普段あまり考えないようにしている。
だが、たまには立ち止まって自分の気持ちを確認したくなることもある。
今の私の目標は…ギターを軸に音楽活動することだ。
それにはともかく、足りない実力を何とかしなければならない。
でも毎日毎日毎日思う。
私は下手だ。
先生や、UKさんの言葉を糧に、もちろん諦めずギターを弾く。でも、当たり前だが、1時間2時間ギターを弾いても、突然劇的に上手くなることはない。かたつむりよりのろい、歩み。
このままでは、上手くなる前に死ぬかもしれない。私の歳だと、冗談じゃなく結構迫真である。
でも、私はギターを弾き続けるだろう。そう思う。
たくさん弾きたい曲がある。
数え切れないくらい、大好きなフレーズがある。
諦めない限り、それは失敗ではないし、諦める時が今後来るとしても、それまで私は諦めていない。少なくとも今は、諦める時が来る気がしないのだ。
私、何やってるんだろう。意味あるのかな、って、怖い時もあるけれど。
それでも、がむしゃらに、不器用でも、ギターを弾くしかないんだろうな、私は。
コメント