MOROHA活動休止について

アコースティックギター

最近すっかりブログの更新をサボっていた。誰も見てないからいいって問題じゃない。誰も見ていなくても私が見ている。ギターと日常で忙しくてサボって平気な顔してる私の事も、私が見ている。

つい先程、MOROHAが単独ツアー最終公演直後の配信で、活動休止を発表した。

まず、UKさんがマイクを持ち、活動休止の旨をみんなに伝え、「理由は単純だけど、だからこそ色々言いたくない」という主旨のことを言い、言うことを言った後、一度も振り返らずに、スタスタとアフロさんの立つステージを後にした。

その姿は、いつかFMLの配信で本人が言っていた「アフロと並んでステージにいる俺、あれ嘘だから。本当は違うから」と言っていた、「MOROHAのUK」そのものに私には見えた。

UKさんが去ってしばらくしてから、ずっと黙っていたアフロさんが口を開く。

細かい内容までは覚えていないし、配信を見返すことも辛くてしたくないので、覚えている内容だけ記す。

活動休止をUKから持ちかけられた。俺は理由をみんなに言いたいからここで言う。UKには、MOROHAの曲作りのために使える引き出しがなくなってしまった、今の状態だと、新たに曲を作ろうとすると、過去作を擦ることになってしまい、それはしたくない、と言われた。

俺個人としては、再結成はないと思っている。ないと思ってやらなくちゃ、どこかでそれに縋ってしまうと思うから。もしできたら、二人別れた道の先が、また交わって新たにそこから一緒にやれたらいいなと思う。それは再結成よりも難しいと思うけれど。

俺、冗談で、「じゃあ俺一人でMOROHAやろっかな」って言ったんだよ。そしたら…UKが、(ここでアフロさんが泣きそうになる)「それは嫌」だって(私はここで泣いた)。俺はそれ聞いて嬉しくて。(私もそれ聞いて嬉しくなった)

17年間、2人でやってこれたことは奇跡だったんだと改めて思う。

今日のライブはもしかしたらMOROHAの最後のライブになるかもしれない。最後のライブ行きたかったな、って言ってる奴いたら、伝えてほしい。

MOROHAを閉じるって決まってから、正直「もう終わっちゃうしいいや」って、ライブテキトーでもいいって思った日もあったの。

でも、ステージに立って客席のみんなの顔見て、横からUKのギターが鳴ったら、全力でやる以外なかった。これが最後でもいいって思えるライブを、俺は毎回やってた。

だから、みんなが見たライブは、俺らの最高の最後のライブなんだよ。

最後に、アフロさんは大きな声で、さよなら、と言った。客席から「ありがとう」の声が飛んだ。

いい歳して、好きなアーティストの活動休止で、こんなに泣くとは思わなかった。

今日突然、「やめるなら今だ」が配信リリースされたことを知って、歓喜していたのに。朝聞いて、泣いたのに。二人だから続いたんだなぁと、しみじみ感慨にふけったのに。

今月7日に、長野なら隣県だから行ける!と、日帰りライブ遠征に行き、初めて生でUKさんとアフロさんを見た。

お客さんがあんなに直立不動なライブハウスを、あんなに女子率が低いライブハウスを、私は初めて経験した。

二人の奏でる音と言葉に全神経を集中させ、ネクターの音色のあまりの優しさにびびり、方々から聞こえるすすり泣きに納得した。

まだ音源になっていなかった「やめるなら今だ」を、私はその日、初めて聞いた。

その日でいちばん、感動した。

UKさん、アフロさん。

最高の最後のライブを、本当にありがとう。

まだ心が散らかったままで、全然整理できないけれど、これからのアフロさん個人のこと、UKさん個人のことを、応援しようって私は思う。

そして今日の自分ときたら。

毎日、毎日、私は何やってるんだろう。

ギターをやめないと決めて、続けている。仕事は順調で、正社員になれる話も来ている。

でも、やると決めたYouTubeもこのブログも中途半端、料理やお弁当作りはちゃんと(手抜きだが)やっているが掃除はサボりにサボっている。おかげで今日の大掃除はマジ大変だった(まだ終わりきっていないが)。

あまり自分にムカついたので次男担当の夜の食器洗いまで自分がやった。

アフロさんは全力を見せてくれていた。

お前はどうする?と私は自分に問う。

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