幸せとは

日々の気づき

今日は、私の住んでいる地域では成人式的なもの(現在の成人年齢は18歳なので、確か20歳のつどい、みたいな名前がついていた)が行われる日だ。

ついにこの日を迎えてしまった。

20年前の夏、初めて娘というものを授かり、「この子が成人式で振袖を着るまで、責任もって育てるんだ、花嫁になった暁には、旦那と二人で泣くんだ」と、夢を見たものだ。

そんなの、ささやかな夢だと、私は思っていた。まさか叶わないことがあるなんて、思いもしなかった。

高校生くらいの時にはもう、真ん中には「振袖を着るのは絶対に嫌」と言われ、「成人式にも出ない」とも言われた。

式が嫌なら写真だけでも、と思っていたが、式より振袖が嫌なんだそうで、何年もかけて説得を試みたのだが、本人の意思が固く、とうとう今日を迎えた。

どこから情報を得ているのか、着物屋が何度もしつこく振袖セールスの電話をかけてくるのもしんどかったし、親戚やママ友に「成人式うち出ないよ」と言った時の「え?!」という困惑の反応もやはりしんどかった。

振袖を着た娘の姿を見たい、なんて所詮親のエゴだ。誰に何を言われようと、私は奴の意思を尊重することができた。だからこれで良かったのだろう。あとは、色々言ってくるやつらをかわして終了だ。

ここは田舎だから、尚更面倒くさい。

だが成人式なんて、終わってしまえば大したことはないのだ。

真ん中は無事に成長した。短大ももう少しで卒業する。春からは一人暮らしだ。

家に居なくなるのはめっちゃくちゃ寂しいが、大変目出度いではないか。

あとひと踏ん張り!

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