真冬の石垣島旅行記4

旅行記
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レンタカーでホテルに帰ってきた我々。夕飯をどこかに食べに行かなければならないが、2人とも酒飲みである。車で行くとどちらか1人はハンドルキーパーにならなければならない。

と、いうわけで、ド田舎の島北部において、ホテルの徒歩圏内に夜でもやっている飲食店を何とか1軒だけ見つけてあった(北部にはそもそも店が少なく、あっても昼で終わりの店ばかりだ)。そこに向かうつもりで2人、傘をさしてホテルを出た。

間が悪いことに暴風注意報が出ていて、すごい強風に傘が何度もひっくり返る😂

おまけに自然豊かな場所なので道は舗装されていないどころか、でこぼこでガタガタ、街灯も皆無で真っっっ暗!

そしてナビを旦那さん1人に見させていたのも良くなかった。10分ほど強風の中を歩いたところで、道(と呼べるか怪しかったけど)が行き止まりになってしまった。鉄の柵があり、「この先私有地につき立ち入り禁止」の文字が、真っ暗闇の中スマホのライトに照らされて見えた。

どうやら大きい道から回って行かないと辿り着けないらしい。

悪路を引き返さなければならない事実にショックを受けつつ、今度は自分もスマホのナビを見ながら、暴風雨に耐え、でこぼこ道をよろめきながら進む(なんかこんな歌詞の歌があった気がするなぁ)。

もっと早く歩けないのかと旦那さんに言われ、内心ブチ切れ。

大きな(そして舗装された)道路に出てしばらく進み、またさっきとは違うでこぼこ道に突入する。

今度こそ飯(&酒)にありつけると、我々は思っていた。だが…甘かった😂

吹きすさぶ風の中、でこぼこ道に入って5分ほど進んだところで、真っ暗闇の中に浮かぶほのかな灯りが見えてきた。その様子はさながら昔話に出てくる妖怪屋敷のようで、暖かな灯りに惹かれて立派な御屋敷に入れば、もてなしてくれた人も出されたご馳走も全て幻で、妖怪に魂を取られて終わるのではないかという気がしてくる。

そんな話をして2人でビビりながら光源に辿り着いてみると、なんだか様子がおかしい。

妖怪屋敷だった訳ではない。どう見ても飲食店ではなく、ホテルなのだ(そして入り口は見当たらない)。

暗闇の中、ムーディーな灯りに照らされたシーサーの前で、もう一度検索してみる。探していた飲食店が、このオシャレなホテルの名前を冠している。どうやら我々が探していたのは、このホテル(高級会員制)の中にある高尚なレストランだったようだ。

そんなところ、たとえ入れても万札が何枚か飛んでいくことは確定なので、我々はしっぽを巻いて、嵐の中自分たちの泊まるホテルに逃げ帰った。

今回の旅行、本当は子供たちも連れてみんなで行きたかったのを断念していたのだが…この時は本当に「2人で良かった」と心から思った😂

さて、ホテルに帰ってきたところで、何も食べるものはない。私はガイドさんから聞いて気になっていた民謡居酒屋を提案。私が運転するから、飲んでいいよ!と言ったものの、雨の夜道を眼鏡を忘れてきた私(視力悪い/裸眼での運転はギリギリOKだが夜は見えない、雨だともっと見えない)が運転するとあまりに危なっかしかったので、結局旦那さんが運転することに😅

30分ほどかけてようやく街に出て、目的の店、うさぎやさんに到着!!!

着いた時点で8時20分ほど。聞くと8時30分開店だそうで、それまでお店の前で待つことにする。

人気店らしく、他にもそうして開店待ちしている方が何組か見受けられた。

旦那さんはお腹が空いて限界。しかも自分は帰るまでお酒が飲めない。「食べるだけ食べたら、さっさと帰ろう」と言ってきた。

せっかく民謡居酒屋なのに…とは思ったが、自分が運転できなかった負い目もあり、了承する。

さて、開店時間になると店員さんが席に案内してくれた。腹ペコの我々は早速タッチパネルで思い思いに注文していく。

ゴーヤチャンプルーとっても美味しかったた!お刺身も◎

↑1個食べてしまってからの写真だがもずくの天ぷら。お腹空いてたもので…😅

旦那さんは「さすが人気店、料理うまいな」ともぐもぐ。

料理も良いが、この店の一番の売りはやはり民謡だろう。ライブはとても盛り上がるらしく、レビューでもそのことにかなり触れられていた。

しかし旦那さんはどうも、その辺をよく分かっていないっぽい。この店が「民謡居酒屋」であることも(私はチラッと言ったはずだが)どれくらい理解しているか不明だ。

あと、席に案内された際に「ライブが9時から始まります。10時に各席に伝票をお渡ししますのでそれでお会計をお願いします」と言われた。ということは、基本みんな10時まで帰らないということではないか。しかし、旦那さんはそういう説明を大抵きちんと聞いていない(聞いていても理解が不十分である事が多い)。今回も様子を見る限り、聞いていなさそうだ。

すぐに帰れそうにないことは確定したっぽいが、旦那さん気づいていなそうだし、放っておこうっと。

ばくばく食べて、お腹がだいぶいい感じになったところで、民謡ライブが始まった!!!

三線とキーボードの弾き語り!

三線、アンプに繋いでた…!考えてみれば、弦楽器だしできるよなそういうことも…。

三線おじさんの軽妙な語り口と歌で、みんな大盛り上がり!ハーイーヤー、イーヤーサーサーの大合唱大応酬!!!…の中、1人だけ固まっている旦那さん😅

あんなに盛り上がっている中、手拍子すらしていない人が1人いるのはなかなか異様だった…が、お前もやれと強要するのもやっぱり違う。放っておいて存分に楽しむことにするw

9時半になると、島太鼓の演舞が加わる。

薄暗い中撮ったのでボケボケの写真だが、こちらも大迫力!会場のボルテージは更に上がる!!!

ハンドルキーパーの旦那さんには申し訳ないが、本人にも「お前は運転しないんだから飲んでいいんだよ」と言っていただいたので、1本だけ地ビールを頼んだ。う、うまい…!と思うが、飲めない人が目の前にいるので、くぅ〜!と言うのは心の中だけに留める。

島太鼓が終わったくらいで、旦那さんが、「満足したら帰ろうな〜」と言ってきた。10時に伝票が配られるらしいと言ってみたら、旦那さんはやはり聞いていなかった😂

ただ、さすがにずっと待たせるのは可哀想なので、ライブが終わってすぐのタイミングでお会計をお願いして、旦那さんの運転でコンビニに寄って酒を買い、25分かけてホテルに帰った。

盛りだくさんの2日目だった…。

次の日は予定を決めていないからゆっくりできるはず。

続く!!!

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