今日、YouTubeにたまたま上がってきていた、早瀬ギター工房さんの動画を見た。
1本のギターが出来るまで、工程を4ヶ月以上撮影し続けたもの。
ところで、私は安物のギターを三本所持している。
1本目は今メインで使っているYAMAHAのFS820、4万円弱で新品購入して、通っているギター教室の先生に調整していただいたもの。
2本目はモーリスのドレッドノート、M-12TS。コロナ禍入りたてのGWに初めて持ったギターで、ボディーがでかいだけのことはあって今持っている中で音はピカイチ。新品は3万円ちょいだった記憶があるが、ヤフオクか何かで中古6,800円(送料込)という破格の値段で買っただけあって、滅茶苦茶ホコリだらけで届いた記憶が。ただ、こいつのボディーがでかいので私の体格に合わないという先生の助言で、上のYAMAHAを購入し、それ以来ほとんどこのモーリスは触っていない😭 お気に入りなので手放したくはないが…。
3本目はトラベルギターとして知られるマーチンのバックパッカー。これはヤフオクで他の人と競り合いながら1万800円とかで落札したもの。新しいギターを増やすなら1本処分しろと言う旦那の顔を立てるため、購入前に上のモーリスを処分しようと、久しぶりにケースから出した。が、一目見て、「カッコイイ」と思ってしまい、売れるわけなんかなくて終了!
というわけで、バックパッカーは旦那に極秘で購入し(到着日めっちゃ気使った)、旦那に極秘で弦交換し(私がわちゃわちゃしてたので子供たちは知っているw)、なんと、旦那に極秘で職場に運ばれ、今は私の職場のロッカーの中にある(!)
ロッカーに入るサイズだってことはもちろん織り込み済みで買った(いえーい)。
多分あんまりいないよね、職場に置きギターしてるおばはん。
昼休みに時間があれば休憩室で弾いてるけど…やっぱり軽くて音質はおもちゃみたいなもの。
でも時間ない中でギターに触ることが出来るってのがやっぱり…至福!という他ない。
話が大幅に逸れた。
とにかく私は安いギターしか所持していないのだが、最近MOROHAや大石昌良様にハマっている影響もあって、お高いアコギに憧れを抱いているのだ。
MOROHAのUKさんが使っているFURCHのシグネチャーモデルは安い方でも638,000円!私憧れの黒い方のモデルは80万円以上する。
大石昌良様がメインで使っているYAMAHAのアコギは、確か配信で30万円台と言っていた気がする。
楽器は作りが繊細だから…いいものはそれだけ、どうしても値段が高くなる、というのは、小学生の時にピアノ、中学の吹奏楽部でトロンボーンをやっていた私にはまあ、想像できるし、納得もできることではあるのよ。
だけど、私は舐めてたね。
ギター作りの工程の多さを、舐めてた。
型に沿ってボディー上面に当る木を削る。研磨。ボディー裏に添え木細工みたいな細い木を貼る。ガッチリホールドするため、洗濯バサミ的な役割の物でとめる。固まるまで待つ。木を削る。…←ここまで全行程の2%くらい
動画が半分くらいに達した時点で、いやそのはるか前から、私はもう、ドン引きしていた。
「えっ!? いつ完成するん?!」
普段何気なく、毎日触っているギターだが、数々の細かいパーツで作られているのだ!(是非当たり前とは思わないで聞いてほしい)
今日、私は初めてライトでFS820の内部を照らして見たもん。「あっ、添え木細工ある!」ってびっくりした。そんなのがあるなんて知らなかった。安いギターでもこれなのだ。
他にも、
接着剤→ガチホールド→乾き待ち→研磨
これが、とにかく、多すぎ!!!!!
とにかく接着剤!! とにかくヤスリがけ!!
中でも特にヤスリがけは多いみたいで、動画ではかなり端折っていた模様。
ヤスリがけの音が苦手な私には絶対出来ない仕事だ〜と思いながら見てた。
最終的に出来上がったギターは艶やかで見た目も勿論木目が活かされ美しく、音色も、完成直後であるのにも関わらず、無茶苦茶ふくよかだった。これ、育てていったらもっと音良くなるんだろうな…と思うと垂涎ものである。
いやー、国産で、4ヶ月以上かけて手作りされたギター、さぞお高いんだろうと思い、調べたところ…
なんと!島村楽器で85万円(在庫なし)!!
安すぎん?!
私は動画を見て「100万円以内では作れないであろう」と踏んでいた。そのくらい、手間のかけ方は凄まじかった。
しかし、85万のギターに「安すぎん?!」って言う日が来るとは思ってなかったな😂
いつか、何十万もするギターに見合うようなギタリストになりたい。そう思いを馳せる私なのであった…。
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